私と青島幸男おばあちゃん 最終章

ちょっと内緒ですが・・・、
実はおばあちゃんは、あんまり台本を
読んで来なかったりするんです・・・。
意地悪ばあさんは撮影する事が
たぁ~くさんある事と、新鮮さを大事に
するので、まず場所や段取りを決める
ドライリハーサル、そして本番さながらの
カメラリハーサル、そして本番の3回しか
やりません。

そんな中、おばあちゃんは一人だけ
カメリハでも台本を見てやってたり
するんです・・・。
ところがところが、私どれくらい青島さんとの
シーンを撮影したか分かりませんが、
ポンポンと素早いセリフの応酬の中でも、
NGを出した所をまず見た事がありません!
いやそれどころか、その辺の役者さん顔負けの、
素晴らしい間と表現力で、あの波多野たつを
正に生き生きと演じるのです!!
もっとも、製作・監督・主演の映画で
あのカンヌ映画祭に入選しちゃうような
方でもある訳ですから・・・。
万年、ただただ脱帽・・・・・。

普通才気溢れる方は、触れると怪我をする
鋭い刃物みたいな方が多い中で、青島さんは
全然違います。
実に自然体・・・・・。
その優しさ・温かさに、お会いした人は
み~んなファンになっちゃう。
意地悪が痛快に見えるのも、
正に青島さんそのままだからです。

これは私、夢の中でおばあちゃんになった
シーンの扮装です。
意地悪ばあさんでは、夢の中の
シーンが沢山たくさん出て来ました。
因みに万年さんも、その時は良くもてました!
おばあちゃんも三途の川を渡る時は
鬼がしてやられ、閻魔様も舌を抜くどころか
舌を巻く堂々たる態度。
またこの世に追い返される事が何遍も・・・!
青島さんもきっと今頃、天国の天使と
地獄の鬼とも一緒になって、楽しく
酒の席で盛り上がっているような・・・・・。
おばあちゃん、またみぃ~~んなを
ファンにしちゃって下さい!!

12月 26, 2006 意地悪ばあさん | Permalink | コメント (4) | トラックバック (1)
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