川島なお美ちゃん 残念

　長野の皆様に呼んで頂いた韓国
　ミュージカル『パルレ～洗濯』の巡業、
　帰京いたしました。

　本当は、たくさんのお写真と共に楽しく
　ご報告のつもりでしたが、共演の
　川島なお美ちゃん、皆様ご承知の通りに
　なってしまいまして・・・。

　これは直前の稽古場の模様。
　どうですこの笑顔！

　なお美ちゃんの右にいるＫＡＺＺ君は
　お店をやってるほど料理が得意。
　稽古場に材料を持ち込み、毎日手料理を
　ふるまってくれました。
　この時は、なお美ちゃんもおかわりするほど
　だったのに・・・。

　１４日月曜に長野県に入り、まずは松本市で
　２日連続公演。
　しかし彼女、少々いつもとは違っていました。

　この『パルレ～洗濯』という演目は２０１２年、
　その前から韓国でヒットしていたミュージカルを
　設定そのままに日本語で演じました。

　演出は韓国の作・演出の３０代の女性、
　チュ・ミンジュさん。
　もちろん彼女は日本に認めてもらった、
　しっかり演じてもらいたい、とほとんど
　日本語が理解できない中、一生懸命
　演出してくれました。

　なお美ちゃんと私は、その時の初演組。
　我々もミンジュさんの熱意に応えてあげたい
　と必死でした。
　ただ、韓国の芝居をそのままやっても駄目だ
　という事はすぐに分かりました。
　なにしろ、見てくださるのは日本の方ですから・・・。

　全部で６役をこなさなければならない
　なお美ちゃん、その役作りは凄かったです。



　今回は数えてＶＯＬ．４、彼女もこの公演に
　相当の思い入れがあったはず。
　それは共にこのミュージカルを作ってきた
　戦友ですから良く分かります。

　その彼女、今回一幕が終わり、私と彼女は
　引っ込む所が違うので私が先に楽屋に向かって
　いたら、わざわざなお美ちゃんが私を追いかけ、
　迷惑をかけた、迷惑をかけた、と謝って
　くれるのです。
　全然そんな事ないのに・・・。

　お互い２０代からの知り合い、お笑いマンガ
　道場では彼女がレギュラー、私は最多出演ゲスト、
　よく隣り同士でマンガを書きました。
　どちらかと言うと・・・若い時から鼻っ柱はあまり
　弱くはない人・・・。
　そんな彼女の申し訳なさそうな、悔しそうな
　顔を見て、私は胸が熱くなりました・・・。

　ご主人と先に帰ったなお美ちゃん、長野にくれた
　「皆さんの成功をお祈りし続けます！」というメール。
　いやいや、我々こそ再びの楽しい共演を
　お祈りし続けます